医学・薬学などの本をつくる南山堂から、やさしい日本語について書いた本が出ました。
本の名前は『医療現場の外国人対応英語だけじゃない「やさしい日本語」』です。書いた人は、医学にくわしい武田裕子さん、日本語学にくわしい岩田一成さん、外国の人の支援にくわしい新居みどりさんです。
病院で使う言葉を聞いて、外国の人は困ることが多いです。やさしくするために、たとえば「一文を短くする」などの基本的なことが書いてあります。
さらに、日本人が言う「ズキズキ」「ジンジン」などのオノマトペ(擬声語・擬態語)のことも書いてあります。オノマトペは診察でよく使われます。
- 「ズキズキ」傷や頭痛などが、強く痛むときの言葉
- 「ジンジン」肌や内臓が、脈が打つたびに痛いときの言葉
しかし、オノマトペは、日本語学校であんまり勉強しません。外国人には伝わらないことが多いので、診察の時には使わないようにします。
このように、役に立つ説明が良いです。ぜひ見てください。
南山堂(本をつくった会社)のホームページ