はじめに、高知新聞の記事を紹介します。この記事のおわりに、大事なことが書いてありました。「やさしい日本語」を使う日本の人に、知ってほしいことです。
この記事のおわりのところで、中国の人に話を聞いています。店の人が、いっしょに来た日本の人だけを見て話したそうです。これが「悲しかった」と言っています。
これは「第三者返答(第三者話法)」といいます。私たちが外国の人や、障害のある人と話をするときに、おこることです。
「第三者返答」とは
「第三者返答」とは、付き添いの人(いっしょに来た日本の人・家族など)とだけ話をしてしまうことです。
自分で知らないうちに、やってしまう人もいます。
「第三者返答」は相手にいやな思いをさせてしまいます。本来(いつも)なら、話がある人を無視したら失礼です。
気をつけていたら、直すことができます。「やさしい日本語」を使うときは、話す人の顔を見てください。
高知新聞の記事の中では、「大事なのは笑顔と心」と書いています。
日本の人に必要なのは、「やさしい日本語」と「外国の人と話をする心の準備」かもしれません。
※補足(大事なこと・長い話を、別に言うこと)
- 「第三者返答」は、障害のある人のための法律「障害者差別解消法」にも、書いてあります。「第三者返答」は障害のある人への差別になります。役所・学校などでは、なくさなければいけないです。